SUIMARU FISH ENCYCLOPEDIA
鹿児島近海の魚類図鑑
ケンサキイカ
剣先烏賊
ツツイカ目ヤリイカ科
夜焚きで狙う、甘み抜群の人気イカ

- 分類
- ツツイカ目ヤリイカ科
- 全長
- 胴長 約20〜40cm
- 分布
- 本州中部以南から九州沿岸に広く分布。鹿児島では串木野沖や甑島周辺などでも見られ、夜焚きイカ釣りの人気ターゲットです。
- 地方名
- アカイカ、シロイカ
特徴・見分け方
細長い胴と大きなヒレが特徴のイカで、透明感のある身と強い甘みで知られています。小魚や甲殻類などを捕食し、夜間は活発に餌を追います。船釣りでは集魚灯に集まるベイトを追って浮上する群れを狙う夜焚き釣りが人気です。
似ている魚との見分け方
ヤリイカなどと姿が似ていますが、ケンサキイカは胴が比較的太く、ヒレが大きく発達しています。個体差や成長段階によって体型が変わるため、ヒレの形や胴とのバランスなどを総合して見分けます。
生態・習性
沿岸から沖合の水深のある場所に生息し、小魚や甲殻類などを捕食します。夜になると餌を追って浮上する個体が増え、集魚灯に集まる小魚などを狙ってイカも集まります。この習性を利用した夜焚きイカ釣りでは、群れのいる水深を見つけることが釣果を伸ばすポイントです。
生息・釣りデータ
月別の釣れやすさ
0(対象外)〜5(最盛期)の6段階
串木野沖や甑島周辺では初夏から秋にかけて狙いやすく、特に夏は夜焚きイカ釣りの好シーズンです。集魚灯に集まる小魚を追ってケンサキイカの群れが浮上し、条件が合えば数釣りも楽しめます。シーズンの始まりや終わりは年によって前後します。
狙いやすい時間帯
水深の目安
泳層
生息場所
食性・捕食の特徴
肉食性で、小魚やエビなどの甲殻類を活発に捕食します。夜間は集魚灯の光に集まる小魚を追って浮上することがあり、群れのいるタナが短時間で変化することもあります。
鹿児島近海での狙い方
串木野沖や甑島周辺では、夏を中心に夜焚きで狙いたいターゲットです。集魚灯を点灯し、胴付き仕掛けを群れのいるタナまで落として誘います。反応する水深は日によって変わるため、船長の指示ダナを基準に探り、アタリが出た水深を繰り返し狙うのがポイントです。
おすすめの釣り方
仕掛け・道具

夜焚きの胴付き仕掛けでは、複数の浮きスッテやイカ角を付けた仕掛けを使用します。オモリを海底方向へ落とし、船長から指示されたタナを中心に誘います。アタリが出た水深を覚えておくことが数を伸ばすポイントです。

イカメタルでは、メタルスッテとドロッパーを使ってケンサキイカを狙います。仕掛けを狙いのタナまで落とし、誘ったあとに止めて抱かせるのが基本です。細かなアタリを掛けていくゲーム性の高さも魅力です。
取り扱いの注意
SAFE HANDLING
取り扱いに注意
ケンサキイカは墨を吐くため、船上や衣服が汚れないよう注意が必要です。取り込む際は海面で十分に墨を吐かせてから船内へ上げると汚れを抑えられます。また、鮮度が味に大きく影響するため、釣り上げた後はできるだけ早く締めて冷却保存することで、美味しい状態を保てます。
おすすめの食べ方

ケンサキイカの刺身
鮮度の良いケンサキイカは、まず刺身で味わいたい一品です。透き通るような身には上品な甘みがあり、噛むほどに旨味が広がります。釣りたてならではの食感と甘さを楽しめます。

ケンサキイカの天ぷら
やわらかな身を衣で包んで揚げると、外は軽やかで中はふっくらとした食感に仕上がります。加熱することで甘みがさらに引き立ち、子どもから大人まで楽しみやすい料理です。

ケンサキイカの一夜干し
軽く干すことで旨味が凝縮し、ケンサキイカならではの甘みと香ばしさを楽しめます。さっと炙れば身はやわらかく、噛むほどに濃厚な旨味が広がります。



